狭所での作業に適しているカニクレーン

クレーン車は鉄骨や石材などの重いものを持ち上げ、所定の場所に設置する機械です。

ビルなどを作るのに使用する大きなものから、小さなコンパクトなものがありますが、小型のものにカニのように足を広げた格好のものがあり、名前は見た目通りカニクレーンと呼ばれています。

狭い小さな場所でしっかり作業ができる機械で、購入しなくてもレンタルで利用もできます。

クレーンには大型の車の荷台に設置されているものや、キャタピラで自走するものがありますが、このカニクレーンはタイヤ走行で、大きさは小さな耕運機程度です。

人は乗ることはできないので、走行時には横について操作し目的の場所まで移動します。

作業するには地面にしっかり定着する必要があり、この時にカニの足のように4本のアームを伸ばして地面にしっかり踏ん張ります。

作業する場所が傾斜があったり凸凹のある場所でも安定した状態で作業ができるのもカニクレーンのメリットで、不安定な地形でもしっかり体を支えることができます。

このクレーンが向いている場所は屋内で、工場などでプラントを建設する時などに便利です。

通路も狭くて天井も低い所でも入ることができ、重いものを持ち上げ作業します。

屋外ではお墓の建設に向いていて、お墓は山の中や傾斜のある場所にあることが多く、がっしりと地面に足を広げて墓石を積み上げるのに適しています。

操作も数本の走行レバーを操るだけなので簡単で、クレーン資格があれは楽に稼働できます。